じゃんけんに、定着・発展・進化の可能性を見る

じゃんけんは、簡単に順位や順番を決めたりするときなどに便利なので、今でも日常的に行われているため「遊び」という意味ではピンとこないかもしれませんが、元々は中国から伝わった「拳戯」という遊びが発展したものです。

初めて紹介されたのは16世紀ごろといわれていますが、広まったのは18世紀に入ってからで江戸時代の終わり頃までは「数拳」というオトナのお座敷遊びでした。今のじゃんけんが確立されたのは明治に入ってからで、この数拳と古くから日本にあった三すくみ拳が合体したものでは…と考えられています。

グー・チョキ・パーはそれぞれ「石」「はさみ」「紙」の三すくみを意味するのは御存知ですね?
これは石拳と言いますが、この指の形は「カエル」「ヘビ」「ナメクジ」の虫拳が原型になっています。
※ちなみに「カエル」 :手を握り親指だけを出す ⇒「紙」
     「ヘビ」  :手を握り人差し指だけを出す ⇒「石」
     「ナメクジ」:手を握り小指だけを出す ⇒「はさみ」

じゃんけんは、誰でも手軽に身体ひとつで参加できて、何の道具も必要ないので、順番を決めるときなどには非常に便利で公平な決め方なので、全国に普及してゆきました。
また、時代とともに新しい要素が加わり、今後も進化していくことも考えられます。
(例:最初はグーのルール等)

また、このじゃんけんを1つの競技として捉えて、2002年には、世界各地のじゃんけんのルールを統一した、WRPS( World  Rock  Paper Scissors  Society )という団体がカナダで結成され、毎年トーナメント戦が行われ、チャンピオンが決められているとか…。


◆参考文献◆
『子どもに伝えたい伝承遊び』 萌文書林  小川清実
『子ども遊び大全』 新宿書房 遠藤ケイ
『太陽』 昭和50年1月号  平凡社
『聞き書き 明治の子ども 遊びと暮らし』 本邦書籍 藤本浩之輔
『伝承遊び事典』 黎明書房 芸術教育研究所編
『たのしいお手玉』 渓水社 森下恵子 / 山下美佐子 / 橋本恵子
『お手玉が癒す心とからだ』 海鳥社 中原和彦

◆参考URL◆
日本文化いろは辞典
http://iroha-japan.net/

日本折紙協会・公式HP
http://www.origami-noa.com/

日本独楽博物館
http://www.wa.commufa.jp/~koma/

日本こままわし普及協会
http://www.wa.commufa.jp/~koma/mawashi/

国際あやとり協会
International String Figure Association
http://www.isfa-jp.org/

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