String figures(糸の形)もしくは cat's cradle (猫の形)
一本のヒモや糸を指や手首にかけて、この糸を指先にかけて様々な形に変えていく…。
あやとりは今でも子どもたちに人気のある遊びです。なぜ楽しいのかというと…一本の細いヒモの輪がいろいろと変化させてゆく事が出来るから。その変化の意外性は、どんなに精巧な玩具も敵わないほどであり、またその変化に連続性があり、次々と別なものに変えてゆく楽しみもあります。
一人で遊ぶ場合と、二人が互いに受け渡ししながら遊ぶ場合とがあります。
一般的には「あやとり⇒綾取り」と呼ばれていますが、地域によって呼び名が違い、近畿地方では「糸取り」、和歌山県や鹿児島県では「糸かけ」、三重県では「しずとり」と呼ばれていますが、基本的な形はほぼ共通しています。
平安時代から行われている遊びといわれていますが、文献にも登場し、大流行したのは江戸時代の元禄期に入ってからで、この時はオトナの女性も夢中になったとか…。
また、あやとりは日本だけのものではなく、実は世界各地にあることは分かっています。
特にイヌイットや北米先住民ナバホ族のあやとりは有名です。
彼らは、布製のヒモや皮ひも、動物の腱などを使ってあやとりをしています。
ただし、やってはいけない時期が決まっていて、イヌイットは秋には禁止されています。なぜかというと、秋にあやとりをすると太陽が地平線から昇らなくなると信じられているからです。また、ナボハ族は、あやとりはクモが教えた遊びだと考えられていたので、クモがいない冬だけ遊ぶのを許されました。(クモに遠慮するのでしょうか?)「大きな星」「双子の星」など星にちなんだ名前のものが多いそうです。ニュージーランドのマオリ族には、一人あやとりは勿論、2人、4人あやとりがあります。
あやとりは女の子の遊びと思われていますが、現代では男の子にも人気がある遊びです。特に寒い時期など、教室の中でも短い休み時間の間にも遊べます。
ヒモ一本あれば出来るので、ポケットに入れても嵩張らないコンパクトさも嬉しいことです。利用するひもは、カラフルな毛糸が一番の人気とか…。