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「遊び」を経てオトナになってきた子どもたち
いま、子どもたちは何をして遊んでいるのでしょう?
道端で子どもたちが遊んでいる姿を見かけることが本当に少なくなってしまいました。
いや、遊ぼうにも街中では昔のような原っぱも無くなってしまったし、道路で遊ぶのは危険だと禁止されてしまう…。子ども自体の数も減りましたし、学校が終われば塾通いという子どもが殆どなので、子ども同士が一緒に遊ぶ…という機会が少なくなり、自然と一人遊びが増えました。
玩具や遊び道具は、現代の方がはるかに豊かになっています。
昔の子どもでは考えられないほどの高価なものを与えられることも多いでしょう。
様々なコンピューターゲーム遊びも珍しくはありません。
昭和30年代後半以前…高度成長期以前、日本がまだ・戦中戦後の苦しみを引きずっていた時代には、生活は豊かではなかったけれども、子どもたちの周りには車の通らない道や原っぱが沢山ありました。子どもの数も多かったし、親は沢山の子どもたちの世話に、時間や手間をかけることもできませんでした。高価な玩具を買い与える事もできません。何よりも貧しかったし、まず生活を支えるのに精一杯だったのです。
だから、子どもは子どもなりに家事を手伝いながらも、自分たちの小さな世界で工夫して遊ぶしかありません。数多くの兄弟たちや近所の子どもたちと一緒に、また違う世代の子どもとも一緒に遊びました。その中で、年長の子どもは小さい子どもの面倒を見て遊んでやったし、小さな子どもは自分が遊んでもらったように、順送りで次世代の子どもと遊んでやりました。
子ども社会には、子ども社会なりのルールと規範があり、それはそのまま一人前のオトナになるための社会的訓練になっていました。リーダーシップや協調性など、遊びの中で社会性を育んできたからです。