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いま、改めて見直されるお手玉遊びの魅力
女の子のおうち遊びとして長く伝えられてきたお手玉ですが、昭和30年代後半ごろから子どもの遊びが変化・多様化するにつれ、だんだん忘れ去られるようになってきました。
しかし、最近はお手玉の良さ、素晴らしさが見直されるようになりました。それはお手玉の癒し効果とリハビリ効果です。
昔とは比較にならないほど複雑化した現代社会…。
人間関係に悩んだり、ストレスを抱え込んで体調を崩す人が増えています。
そういう人は病院で検査をしても、これといって悪いところも無く、治療といっても対症療法しかありません。夜よく眠れるように入眠剤を飲んだり胃腸薬を貰ったり…。
一般的に「不定愁訴」と呼ばれる症状に悩む人が多いのです。
病は気からといわれる通り、心と身体の密接な関係性は今では常識ですが、真面目な人ほど、考えてもどうにもならないことをいつまでもクヨクヨと考え込み、いたずらに不安感を増大させるのは大変なストレスでからだに良いはずがありません。
そんな人にお手玉は最適な癒しになるそうです。
なぜかというと、お手玉をしている最中は無心になれるから、だそうです。
何も考えなくてすむからです。
お手玉をしている最中は、落としてはいけないので、落とさないように、ただひたすらに上げては取る・上げては取るの繰り返しです。ひたすらに、今目の前のお手玉を見て無心にこの動作を続けます。自然に余計な事を考えている暇はありません。
いま目の前のお手玉に集中して、上げては取る上げては取るを繰り返します。
その瞬間、なにか余計な事を考えていては玉がとれません。この時、お手玉歌を歌ったり、歌を知らなかったらイチ・ニ・サンとか、リズムを取るように声を出すとさらに良いそうです。こうして無心の時間を過ごすと、不安が消えているはず。
癒し効果・不安対策のひとつとしてお手玉のススメ…でした。
また、高齢者のリハビリに最適であると見直されています。
ご高齢の方は子ども時代に遊んだことがあり、お手玉は決して小さくは無いので少々目が弱った方でもカンを取り戻せば不自由なく出来ますし、痴呆予防に最適な遊びと評価するお医者様もいます。
お手玉をするためには、目と手の対応動作が必要になります。
この手の動きが重要で、人間の脳の中で手の動きを支配する部分は、何と大脳の三分の一!もあるそうです。お手玉をすると、手に刺激が加わり、手の神経が脊髄から脳にいき、脳の働きを大いに促進します。リハビリを兼ねた非常に良いリクリエーションであるわけです。
また、手の動作でありながら、高度な技になると全身でリズムを取るので、無理の無い運動能力を高めるのに大変良い運動(遊び)でもあります。
小さな子どもにとっても、幼児期の手を使う操作スキルの発達は、後々の運動スキルの発達にも大きな影響があるのはよく知られている事です。子どもにとっては最適な遊びといえましょう。
布の感触とシャリシャリという優しい音色は耳に心地よいし、一人でも楽しめるし、仲間がいても楽しめる遊びでもあります。
伝承遊びでありながら、実は現代人にとって最適な遊びといえるでしょう。